レースを戦い抜いたプロのドライバーたちが、水素エンジンに感じたこと | トヨタイムズ

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水素エンジンは、実際のところどうなのか。レースに出場したプロドライバーたちに、森田記者がインタビューした。
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#トヨタ #トヨタイムズ#香川編集長

森田:いま可夢偉選手が降りてきました。

森田:水素エンジンカローラに乗り終えたばかりのスタートドライバー、小林可夢偉選手に話を聞きます。お疲れさまでした。

小林:お疲れさまです。

小林:まずは一歩踏み出したのかなと思います。

森田:今日、私、スタンドから見ていて、いろんなガソリンエンジンの車の音がする中に水素エンジンの音、

森田:ちょっと違うな、やっぱりっていうのが外から見てて感じたんですけど。

小林:そうですね、なんか、ちょっと、かん高い音はするんですよね。

小林:実際、このエンジンって、ヤリスノーマルエンジンをインジェクター付けて水素に変えてるんで、レース仕様のエンジンにすれば、もっと音も出せると思うし、

小林:もっと高回転を狙えると思うんですけども、まずは一般に、いかに汎用できるかっていうことを考えて、

小林:まず24時間、このレースの場で鍛えるっていうことを目標にやっていきたいなと思うので、エンジンは多少違うのかなっていう程度。

小林:でも、見ていただけたら分かるように、ほんと、昨年の11月、もうほんと、半年でですね、

小林:半年でまずここまで走れる車をつくれたっていうこと自体が奇跡に近いようなものなので、

小林:この気持ち、たぶん、たくさんの人が努力してここまで持ってこれたと思うので、この気持ちをもっといろんな人につないで、

小林:しっかり水素の車がいつかは来るような、カーボンニュートラルに向かって行けるような時代になればいいなと思います。

森田:レーサーとして可夢偉さんは結構ハイブリッドとか、EVとかにも乗られているんで、いろいろなものにチャレンジしていると思うんですけど、

森田:それ以外のガソリンエンジンで勝負してきたドライバーからしたら、カーボンニュートラルっていうことが世の中で叫ばれれば叫ばれるほど、

森田:どんどん、なんか歯がゆい思いをするというか、なかなか難しい思いをされていた方も多いかなと想像するんですけど。

森田:ドライバーにとって、レーサーにとって、今回のこの水素エンジンっていうのは、どういう位置付けのものになりますか?

小林:正直に言うと、本当にゴールがどこか分かってないです、今は正直。最終的には、この水素燃料がお客さんのとこに届かないといけないんですよね。

小林:単純に車をつくるだけじゃなくて、やっぱり、水素ステーションがもっと増えたりとか、そういうこともすごく大事だと思うんですよ。

小林:なので、そこまでいくまでは、30年が目標として今言われてるんですけども、30年後にそこまでいけるのかなって言われると正直不安です。

小林:だからこそ、このスピード感があると、僕は可能なんじゃないかなって個人的には思ってます。

森田:不安な分、このスピード感じゃなきゃダメなんだっていう思いも両方あると?

小林:車をつくるだけではないので。

森田:そういう意味では、社長が言い始めた24時間に出すっていう話は、今はすごく納得されている?

小林:はい。

森田:分かりました。ありがとうございます。

小林:ありがとうございます。ありがとうございます。よろしくお願いします。

森田:松井ドライバーに話を聞きます。松井さん、よろしくお願いします。

松井:よろしくお願いします。

森田:夜にトラブルがあって、車が止まったと。

松井:コーナーを曲がってる途中で電気系のトラブルで電源が落ちちゃったんですよ。

松井:再起動したら一回戻ったので、そのまま一回ピットに入って、そこから修理ってなったんですけど、

松井:その場にいたドライバーは復旧を手伝って、小林可夢偉選手もそうですし、モリゾウさんも激励に来てくださって、

松井:みんなで、メカニックだけじゃなくて、ちゃんと直すっていう、その作業も僕としては、今回、すごく勉強になったところもあるので、

松井:こういった機会っていうのはなかなかないと思うので、そういったところで、こうやって直って、今走れてるので、

松井:そういったところはすごく良かったなと思ってます。

森田:井口さん、おはようございます。

井口:はい、おはようございます。

森田:井口さんの笑顔を見てると、楽しそうなんだなっていうのをすごく感じるんですけど。

井口:いやもうほんとに、カーボンニュートラルを意識しながらなんですけども、全然、エンジン音を楽しみながらドライブできてる感覚がすごい楽しいんですよね。

井口:今までのようなレーシングカーに乗って24時間を戦う感覚とは違いますね。

森田:本番でこうやって実際に乗ってみて走ってみての手応えっていうのはどうなんですか?

井口:これが、たぶん、将来をつくり上げていくんだなっていう期待しかないです。

井口:ほんとに新しい車がデビューするってなったら、数年かけて、完璧な状態でもちこんで、それでも必ずトラブルは起きるんですけど、

井口:この短期間でこれだけのパフォーマンスを発揮して、ドライバーみんなが、たぶん、楽しめてるっていうのが、こんないいことないなっていう。

森田:走る喜びはもちろんのこと、つくる喜びみたいなのも皆さんは感じてませんか?

井口:いろんな不安もありつつ、でも、それがわくわくしてるというか。

井口:なので、今回の挑戦は特に、新型のレーシングカーというよりも、もっと先の未来を見据えた車両での挑戦なので、

井口:全然、わくわく度と期待感というのは違いますよね。

森田:桁違い?

井口:はい、全然違います。

森田:佐々木ドライバーは結構、早い段階からテスト走行などでこの水素エンジンの車に実際に乗られて、

森田:いろんなフィードバックをこれまでされてきたと思うんですけれども。

佐々木:最初にほんとに乗った印象は、単純にガソリンエンジンとこれは何が違うのかなっていうパワー感と迫力があって。

森田:カローラに搭載されてから最初に乗ったのはいつですか?

佐々木:これは実はですね、ほんと期間が間もなくて、2週間前にここ富士でシェイクダウンをして、

佐々木:そのときに初めてこのカローラでドライブさせてもらって、少しずつ改良を重ねて今の状態になってます。

森田:もともと最初はこの富士スピードウェイの1周、どれくらいでした?

佐々木:実は11秒くらい、10秒切れる切れないっていうところで始まったはずです。

森田:2分10秒…、切るか切らないかくらいがスタート地点だったわけですね。

森田:今はどうでしょうか?

佐々木:夜の時点で僕が乗ったタイムが今、2分4秒まで、04秒フラットまで行ってるので、進化のスピードというものに注目してもらって、

佐々木:この1週間、2週間で、5秒から6秒速くなってるんですね。そういう進化のスピードっていうのがすごく大切だし、

佐々木:どんどんタイムが伸びていくっていうところが簡単に想像できるなっていうふうに思ってます。

森田:素人的にはあまり分からないんですけど、2~3週間で6秒、7秒縮まることってすごいことですか?

佐々木:ものすごいことで、マラソンで1秒詰めるってほんとにすごいことだし、100メートル走なんかはコンマ1秒ってもうほんとにすごい差だと思うんですね。

佐々木:僕らもほんとに煮詰まったレーシングカーで、1秒伸ばすっていうのはすごく大変なんですよ。

佐々木:その中で、今、5秒、6秒っていうのが詰まったというのはそれほど進化のスピードも速いっていうことと、

佐々木:もう少し先にもっとすごいタイムが見えるということなので、レースという現場を使ってすごく速いスピードで進化を遂げていくのではないかなと思ってます。

森田:結構進化のスピードが、皆さん、早いというふうに、ほかのドライバーの方もおっしゃいます。いかがですか?

石浦:もう、テストから今回までに関してもかなり進化してましたし、さっき、メカさんたちが、もう次までに直す箇所がいくつも見つかったと言ってたので、

石浦:このレースの現場じゃないとできない開発スピードっていうのはほんとにあるなと思いましたし。

石浦:何世代か前の水素エンジンの試作のものとかにも乗ってきたんですけど、皆さん、音を聞いてくださいって僕に言ってくれるんですよ。

石浦:どのエンジンもいい音がしてたんで、それが今回の車でもしっかりいい音をさせてるんで、それが一番大事だなと僕的には思っています。

石浦:僕、正直、子どものころ、その辺の芝生でずっとレースを見てたんですよ。

石浦:毎週末、富士スピードウェイに父親と来てたんですけど、何が楽しいってやっぱり音なんですよね。

石浦:音と迫力、スピード感。それを毎週末、ここで金網にくっ付いて見てたんですけど、その感じは、あの水素エンジンの車にはあるので、

石浦:見てるお客さんにとってもすごく、走ってる姿が、音も含め迫力があると思うので、そういう、乗ってるほうも楽しいし、見てるほうも楽しい、

石浦:そういう車になってるんで、モータースポーツにぴったりだなっていうふうに思います。

石浦:カーボンニュートラルに向けて、そういういい音するような楽しめる車がなくなっていっちゃうんじゃないかなってすごい心配してたんですけど、

石浦:「お、そんなことないぞ」と、これは、未来は明るいなと。「楽しい車、たぶん、生き残れるよ」みたいな、はい、そういう感じです。

森田:がんばってください。応援しています。ありがとうございました。

石浦:ありがとうございました。

NA:トヨタイムズ

森田:いいですね。なんかやっぱりそれぞれのドライバーの方からいろんな見方が聞けて。

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